ようこそ。いつも読んでくださっている方も、今日たまたま見つけてくださった方も、 本当にありがとうございます。
東北の設備会社で15年勤めて、パワハラが原因で退職した経緯を綴っています。 今回は、パワハラ気質の主任から逃れた後にやってきた、新たな“やっかいな存在”である 女子社員との日々、そして私に退職を決意させた決定的な出来事についてお話しします。
前部署でトラブルを起こした女子社員の異動──始まった二面性の恐怖
「やっと落ち着いて仕事ができる……」と思ったのも束の間、 私のラインに新たな嵐が吹き荒れました。
長年現場にいたN主任が退職した空席を埋めるかのように、前の部署でトラブルを起こしていた女子社員と、あの「改善提案握りつぶし事件」のリーダーがそろって異動してきたのです。
この二人はもともと非常に親しく、周囲から様々な噂が立つほどでした。 異動先でもラインの奥で並んで仲良く作業をしていましたが、 そのだらだらとした様子は、他ラインの社員から「仕事をサボっている」と 冷ややかな目を向けられていました。
やがてそのリーダーが退職し、代わりに現場に入ってきたのは入社3年目のTでした。 ここから、私を精神的に追い詰める「板挟みの地獄」が始まったのです。
「私は話したくないから伝えて」──伝書鳩にされた私と、透けて見える見下す態度
Tは、自分で判断して独断で動きがちなタイプでした。 すると女子社員は、直接、彼に注意すればいいものを、私に向かってこう言い放ったのです。
「私、Tと話したくないから、あなたから伝えておいて」
私は彼女の便利な伝書鳩ではありません。
さらに厄介だったのは、年配のパート社員に対する態度でした。 「Yさんにこの作業をやってほしいのに、なんでやってくれないのかな」と私に愚痴をこぼすので、「あなたが直接話したらいいんじゃない?」と返しても、 女子社員は生返事をするだけ。
それなのに、休憩時間になると二人は何事もなかったかのように仲良く漬物の話で盛り上がっているのです。
その異様な二面性に戸惑いながら、ある日私が「何を話してるの?」と輪に入ろうとすると、女子社員から冷たい一言が返ってきました。
「漬物の話だよ。あなたは漬けないでしょう? 漬ける量が違うんだよ。教えてもムダだよ」
その瞬間、胸がズキリと痛みました。 彼女の言葉の端々には、日常的に他人を見下す態度がこれでもかと滲み出ていたのです。
体調不良を「サボり」と決めつける容赦のない攻撃
さらに職場の空気をピリつかせたのは、Kの「トイレ問題」でした。
お腹が弱く、どうしても頻繁にトイレに立たざるを得ない体質のT君。 彼が席を外すたびに、女子社員は冷酷につぶやきました。
「またトイレ? あいつサボってるよね」
私が「彼は腸が弱くて本当に体調が悪いんだよ」と事情を説明し、 必死にかばっても、女子社員は一切聞く耳を持ちませんでした。
結局の話、Tはサボりだったのですがね
・直接コミュニケーションを取ろうとせず、私を身代わりに使う陰湿さ ・体調の悩みを抱える仲間を「サボり」と決めつけて攻撃する冷酷さ ・休憩時間と同僚の前で見せる、恐ろしいほどの「二面性」
毎日のようにこの悪意の板挟みに遭い、私の神経は限界まですり減っていきました。 夜は一睡もできず、胃はキリキリと痛み、鏡に映る自分の顔色は青白く変わっていました。
「このままでは、自分が完全に壊れてしまう……」 そんな恐怖が、毎朝襲ってきました。
課長面談での絶望。「会社はあなた一人のために動かない」
限界を迎えた私は、意を決してT製造課長に助けを求めました。
「もう無理です。このままじゃ仕事になりません。限界です、助けてください!」 しかし、すがるような私の訴えに対して、課長が口にしたのはあまりにも冷たい言葉でした。
「まあ、彼女はそういう性格だし、Kも自分で突っ走るタイプだから、仕方ないね」
そして最後に、私の心を完全に折る一言が放たれました。
「会社はあなた一人のために動かないよ」
あまりの冷酷さに、頭を強く殴られたような衝撃が走りました。
実は女子社員は過去に、別の課長から軽く注意されただけで トイレに引きこもって出てこなくなった前科があり、 社内には「彼女に強く言うと面倒なことになる」という腫れ物扱いの空気が出来上がっていました。 女子社員の前のラインの人たちは軍手の洗濯 ゴミ捨てをさせなかったそうです
課長もそれを知っていて、ただ「波風を立てたくない」という理由で、私に我慢を強いたのです。
最後に:ハローワークでの会社の隠蔽、そして「退職」という正しい決断
この面談が決定打となり、私は15年勤めた会社を辞める決断をしました。
退職後、ハローワークで「職場の人間関係(特に女子社員との関わり)で体調を崩した」と事実を説明しました。 職員の方が会社へ確認の連絡を入れてくれましたが、返ってきたのは驚くべき回答でした。
「そんな事実は一切ありません」
最後まで自分たちの非を認めず、都合の悪いパワハラや人間関係の崩壊を隠蔽する── それが、この組織の最後の姿でした。
ちなみに、私が退職を伝えた日に会社を休んでいたT課長は、 翌年の春、会社の人事ページで「工場長」として紹介されていました。
部下のSOSを切り捨て、面倒事を避け続けた人間がトップに立つ。 それを見た瞬間、「ああ、本当にこの会社らしい幕引きだな」と、 悲しい納得しかありませんでした。
けれど、私は会社を辞めて本当に良かったと思っています。 もしあのまま我慢を続けていたら、心も体も完全に壊れていたでしょう。
この話が、今まさに職場で理不尽な人間関係に苦しみ、「自分が我慢すればいい」と思っている誰かに届くことを願っています。
会社はあなたを守ってくれません。 でも、あなた自身は自分を守ることができます。
心が完全に削り取られてしまう前に、どうか逃げる勇気を持ってください。 限界まで自分を追い詰める必要なんて、どこにもないのですから。
あなたの心と体の健康こそが、何よりも一番大切にされるべきものなのです。
